製品
Adobe® InDesign® 用パネル

Doc Pruner

ドキュメント・プルーナー

受け取った InDesign ドキュメントから、使われていないスタイルや設定ペーストボード上のオブジェクトガイドなどを見つけて、作業に入る前にまとめて片づけるパネルです。

掃除の前に必ず別名で保存するので、元のドキュメントのファイルには触りません。削除は ⌘Z 一回でまとめて戻ります。

[Doc Pruner]パネル。合成フォント 50 / 56、スウォッチ 77 / 88 など種類ごとの未使用の数が並び、開いた禁則処理設定の中に No syntax error.、Word_Kinsoku などの名前が見える。いちばん下に「未使用 245 件…まだ何も削除していません。」
実際の画面です。[調べる]を押しただけの状態で、未使用は 245 件。開いている禁則処理設定の No syntax error.Word_Kinsoku などは、Word のファイルを直接読み込んだときに入り込む設定です。いちばん下の行のとおり、この時点ではまだ何も消していません。
なぜ

届いたドキュメントは、たいてい散らかっている

デザイナーから届いたドキュメントには、使っていない合成フォントやスウォッチ、ペーストボードに置きっぱなしのオブジェクトがたくさん残っています。パネルの一覧が長くなって作業の邪魔になるうえ、似た名前のスタイルを選び間違えるなど、事故のもとになります。

Doc Pruner は、スタイル、組版の設定、スウォッチからペーストボードやガイドまで、14種類をひとつの一覧にまとめて、選んだものを一度に消します。

対象

見つけるもの

どこからも使われていないと確かめられるものは、最初からチェックが付いています。使われていなくても意味のあることがあるものは、最初はオフです。一件ずつ見て決めてください。

種類最初のチェック
スタイルオン
文字、段落、オブジェクト、表、セル
組版の設定オン
合成フォント、文字組みアキ量設定、禁則処理設定
スウォッチオン
空になるグループオン
中のスタイルやスウォッチを消すと空になるフォルダも含みます
ペーストボード上のオブジェクトオフ
ガイドオフ
未使用の親ページオフ
未使用のレイヤーオフ

「使われていない」の見分け方

本文やオブジェクトに直接使われているかだけでなく、ほかのものから指されているかまで辿ります。たとえば次のものは「使われている」と見なします。

  • 段落スタイルの先頭文字スタイル、行スタイル、正規表現スタイルが指す文字スタイル
  • [基準]と[次のスタイル]で指定したスタイル
  • グラデーションの中の色、濃淡スウォッチの元の色、混合インキの元のインキ
  • 段落の背景色、囲み罫、段落境界線、下線、打ち消し線、ルビ、圏点の色、ドロップシャドウなど効果の色

反対に、互いに指しあっているだけで、どこにも使われていないスタイル同士は、まとめて「未使用」になります。

安全

消しすぎないための仕組み

  • 元のファイルには触りません。削除の前に必ず別名で保存し(元の名前_clean.indd)、そのファイルに対して削除します。
  • ⌘Z 一回で、まとめて戻ります。
  • 消す直前に、もう一度確かめます。調べたあとでドキュメントを直していても、そのとき使われているものは消さずに残し、理由を知らせます。
  • 危ないものは赤で知らせます。本文が連結されたテキストフレーム、中身のある親ページ、ガイドの載ったレイヤーなど。
  • [見る]で現物を確かめられます。ペーストボード上のオブジェクトと親ページは、その場所へ移動して選択します。ドキュメントは変えません。
  • 別のドキュメントに切り替えていたら、何も変えずに止まります。

ペーストボードにあるからといって、消してよいとは限りません。あふれた本文の受け皿として、連結したテキストフレームを置いていることがあります。そのためペーストボード、ガイド、親ページ、レイヤーは、最初はチェックを付けていません。

使い方

調べて、選んで、掃除する

  1. 掃除したいドキュメントを前面に出して、[調べる]を押します。調べるだけでは何も変えません。20ページほどで数秒です。
  2. 一覧を開いて、消すものを確かめます。残したいものはチェックを外します。
  3. [掃除する]を押し、確認のあと保存先を決めます。
  4. 終わると自動でもう一度調べます。消したことで新たに使われなくなったものがあれば、続けて掃除できます。
掃除の前のスウォッチパネル。2C/*M10+K10、2C/@M100+K50 のような似た名前のスウォッチが、スクロールしてもまだ続くほど並んでいる

掃除の後のスウォッチパネル。[なし][紙色][黒][レジストレーション]のほかは、2C/K10 から 2C/M100 までの10色と DIC 569s だけが残っている

同じドキュメントのスウォッチパネルです。掃除の前は、組み込みを除いて 88 色。似た名前が並び、スクロールしてもまだ続きます。掃除の後に残ったのは、実際に使われている 11 色だけです。
環境

動作環境

確かめた環境日本語版 InDesign 2025(20.5)/macOS
Windowsインストールと簡単な動作を確かめました
バージョン0.5.3
通信外部と通信しません。ドキュメントの内容を送ることはありません
パネルの開き方[ウィンドウ]→[エクステンション]→[Doc Pruner]
入手

受け取り方

いまは、お声がけした方に、無償で試していただいています。このページからのダウンロードはありません。